ご近所トラブル~嫌がらせの動機とは~

犯罪関係

新たな場所で生活をはじめる際、近隣の住人とのトラブル悩みのタネの一つといえるでしょう。

大事にするような事ではないと折り合いをつけて過ごされる人たちも多いでしょう、しかし中には衝突しトラブルに発展するケースもあります。

さまざまな折り合いをつけて生活している人が多数ですが、衝突してトラブルとなるケースも存在します。

そして時には思いがけない理由から嫌がらせを受けトラブルに発展する事もあるのです。

今回はそんな嫌がらせを受けたある依頼者の方のお話をご紹介したいと思います。

※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。

当時アパート暮らしであった依頼者のAさんの家の近くで数件の建売住宅が建ったそうです。

そろそろマイホームをと考えていたAさんたちでしたが、そこは立地が良く人気が高かったため価格も予算を遥かに超えており購入出来ずいいなとは思いながらもアパート暮らしを続けていたそうです。 その後数年がたち、その中の一軒が売りに出されました。

前の住人の方は綺麗に使われており、簡単なリフォームをするだけでよさそうな状態だったそうです。新築当時の価格よりもかなりお手頃な価格になっていただけでなく、売り主が売り急いでいた事もあり提示価格よりもさらに交渉に応じてくれたのです。

そんな事がありAさんご夫婦は念願のマイホームを購入し新たな生活をスタートしました。

ご近所さんも玄関先で会った時に軽く会釈する程度ではありましたが、感じの良い方たちばかりで関係も悪くなかったそうです。

そんな念願のマイホームで幸せな生活を送っていたAさんですが、ある時から嫌がらせ を受けるようになったそうです。

ある日の朝ポストを見てみると宛名のない封筒があり、中を見るとかまきり虫の死骸が入っていたのです。 その後もポストに「出ていけ」「ゴミを分別しろ」などと書かれた手紙が入れられるようになりました。 ある時には、ゴミ置き場に「Aさん、きちんとルールを守ってください」と書かれた出した覚えのないごみの袋が置かれている事もあったそうです。誰がこのような事をしているのかわからず、犯人を特定できる証拠もなかったため解決出来ないままAさんは日々過ごされていました。

そんな生活を送っていく内にすれ違うご近所の人たちが怖くなり、精神的にも追い詰められていったそうです。しだいに嫌がらせはエスカレートし、ある日玄関の前へ油が撒かれていた時に我慢の限界がきて犯人探しのため探偵に依頼する事を決められたそうです。

そして張り込みや情報収集を行っていく中で同じ町内に住むある住人が犯人だと判明しました。写真などの証拠をAさんご夫婦に確認していただくと、お二人とも何の接点もない住人であり、嫌がらせをされる心当たりもなかったのです。

しかし嫌がらせを受けている事は事実であり、Aさんご夫婦は警察へ行く前に調査結果を持って、本人の元に抗議へ行きました。 犯人は小学生位のお子さんもいる普通の40代の主婦でした。証拠をつきつけると観念したのか嫌がらせをはじめた理由を話し始めました。

なんでも新築当時、Aさんご夫婦が住んでいる一番便利な角地を希望していたものの、ローンの関係で仕方なく予算に見合った今の物件を購入したらしいのです。自分が欲しかった家を、当時よりも手頃な価格で購入したAさんたちへの嫉妬から嫌がらせをしてしまったとのことでした。

Aさんご夫婦も新築当時は購入出来ず、アパートから羨望の気持ちで住民達を眺めていたため複雑な気持ちだったそうです。 ただ、思う事は自由ですが、行動した事は度を越しており、きちんと解決し二度とこのような事がないように警察にも報告する事にしました。その後犯人も反省し、嫌がらせもなくなり現在は穏やかな生活を送られているそうです。

念願のマイホーム、新たな場所での新生活は心が弾むものです。

しかし幸せな生活を送るためには周りにどんな人が住んでいるのか、お互いに思いやり節度ある行動を取る事を考え、時には警戒しなければいけないのかもしれません。 シークレットジャパン兵庫神戸本部はお悩みの方に対して無料相談も受け付けています。こういった民間でのトラブルの場合、警察もすぐに動いてくれないケースもあるでしょう。おかしい、解決したいと思う事がありましたら気軽にご相談ください。

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