大切な家族の一員であるペット。もしそんな家族にいやがらせをされれば、飼い主も黙っていられないでしょう。今回は、飼い犬にいやがらせをしていた犯人を探偵の調査で特定したケースについてご紹介したいと思います。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
今回依頼された40代の女性Iさんは夫婦揃って犬が好きで、4歳になる柴犬を飼っています。ご近所さんにも犬好きの方が多く、散歩中によく出会う事もあり、ペットの話題を通じての交流もよくされているそうです。
ところが、そんな平和な日常が一変する出来事が起こったのです。ある日のお昼ごろ、Iさんの飼っているワンちゃんが突然吠え出したので様子を見に行ったのですが、特に変わったところはありません。しかし、よくよく見てみると明らかに不自然な石が落ちていたのです。
どうやら誰かがIさんのワンちゃんに石をぶつけたようでした。その後も同様の嫌がらせは数日おきに何回も発生し、近所のワンちゃんたちまでもが同じ目にあいだしたのです。中には犬小屋に生ゴミをかけられたお宅もあり、単なるいたずらとして見過ごす事は出来なくなっていました。
一体誰がこんなひどいことをしているのだろうかとご近所さんたちと話していると、「もしかしてTさんじゃないか」という意見が出ました。Tさんは極端な動物嫌いの方で、犬の散歩中に外で遭遇すると「臭いが移るから近寄るな」とまで言ってくるような人であったので、可能性は十分にありえました。とはいえ、何の証拠もない状態でTさん疑い問い詰めるわけにもいきません。Iさんたちはまず交番のお巡りさんにも相談してみたのですが、「ワンちゃんが怪我をしたのならともかく、大きな被害が出ていない現状では動きにくい」と調査には消極的でした。
しかし、このままでは泣き寝入りすることになる。そう考えたIさんはご近所さんと協力し、代表として探偵に調査を依頼する事にしたのです。調査期間は1週間。調査の間、数名のご近所さんにはワンちゃんを家に入れておいてもらいました。そしてIさん家のワンちゃんは家に入れずいつも通りすごされます。
もちろん大きな被害にならないよう細心の注意を払いながらではありますが、こうすれば犯人がIさん宅をターゲットにする可能性が高くなるだろうと、Iさん自身もワンちゃんを囮にするようで気が引けましたが、解決するためにはと思い今回の作戦を提案してくださったのです。
その結果、狙い通り犯人の姿を張り込み中の探偵が撮影する事に成功しました。予想通り犯人はTさんでした。ターゲットが減ったこともあってか、1週間の間に3回もIさん宅を狙ってきたのです。Iさんはご近所さんたちと共にTさんの家を訪問、Tさんは証拠を突きつけてもなお「私じゃない」怒りながら認めませんでしたが、慰謝料請求の事を切り出すと急に態度を変えて謝ってきたそうです。
なんでも、日々の生活でストレスがたまりムシャクシャしてペットたちに八つ当たりしていたそうです。犯人が分かりこれから複数人で注意できる事もあり、慰謝料請求に関しては今後のTさんの態度を見て決める事で保留にしているそうです。その後1カ月ほどして、たまたまIさんに様子を伺う機会があったのですが今のところはTさんも大人しくしており被害も起きていないそうです。
話す事が出来ないペットはどんなひどい目にあっても、言葉でその事実を伝える事が出来ません。直接ケガをする事がなくても、いやがらせによるストレスで体調を崩してしまう可能性もあります。
そんなペットへのいやがらせの犯人を特定するために、探偵の調査が有効な場合も多くあります。 お話を聞かせていただければ様々なケースに合わせた調査をご提案出来るかもしれません。お困り事がある場合にお力になれる事もありますので、シークレットジャパン兵庫神戸本部にお気軽にご相談ください。
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