ストーカーは見知らぬ人ではなく、時には元パートナーや知り合いなどの身近な人が犯人だという事も少なくありません。
しかし、相手が知っている人物だからといって何の証拠もなくただ指摘し注意するだけでははぐらかされる、ストーカー行為がエスカレートするといった事もあります。
今回は会社の後輩からストーカー行為を受けたある女性がその行為をやめさせる証拠集めのために調査を依頼した事例についてお話したいと思います。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
被害者である会社員のAさんは数ヶ月前からストーカー被害に悩まされていました。
犯人の目星はついていて、その人物は同じ会社に勤務する後輩男性だそうです。実はAさんは以前からその後輩に交際を何度も申し込まれており、それを断り続けた結果ストーカー行為に発展したようなのです。
ストーカー行為は主に退勤後に行われ自宅マンションまでつきまとってくる上に、しばらく周辺をうろついている事もあるそうです。さらに最近は、休日にもストーカー行為を行うようになっています。被害に悩まされたAさんはその後輩に馬鹿な事はやめるよう言いましたが、後輩は証拠がないのをいいことにしらを切るばかりなのです。
Aさんは何とかしてもらおうと会社の上司に相談しました。社内で後輩がしつこく言い寄っている事やAさんが嫌がっている事は会社でも知られていたので、上司は後輩を呼び出し注意してくれましたが後輩は「ストーカー行為などしていない」の一点張りで、結局それ以上はどうする事もできずストーカー被害は続きました。
「証拠がなく、社外の出来事だと会社としては手の打ちようがないからまずは何とかして証拠を手に入れて警察に相談しに行った方がいい」と上司に言われ、Aさんも「確かにその通りだな」と思い、ストーカー行為の証拠を押さえる方法を調べて探偵に調査を依頼することにしたのです。
Aさんと情報共有を行った後に調査を開始。Aさんとしてはストーカーの背格好や状況から考えて後輩である事はほぼ間違いないと思っているのですが、実際にストーカーの顔を正面からはっきりと見た事はなかったので「万が一後輩じゃなかったらどうしよう……」と心配もされていたのですが、調査の結果、見込み通りストーカーの正体は後輩だと判明しました。Aさんのお話通り会社帰りを狙いつけ回している事が多く、休日に外出した際も丸1日尾行していたことすらありました。
Aさんは相手が同じ会社の人間であり、あまり大事にしてしまうと逆に面倒になるかもと考え、調査結果を上司に報告した上で、再度後輩に注意をしてもらいストーカー行為をまだ続けるなら今度こそ警察に通報すると最後通牒を出す事にされました。
その結果、後輩からのストーカー行為は止み、居心地が悪くなったのか別の部署への異動を願い出たそうです。今後は、ほとぼりが冷めた頃に再発しないように警戒を続け、適宜対応されていくそうです。
今回ご紹介した事例のような会社の同僚や学校の同級生など知り合いがストーカーになるとこちらの現状や行動パターンがある程度知られる可能性のあり、身近な存在なだけにとても厄介です。とはいえ、ストーカー行為をしているのは誰なのか正体を知り、警察など周りの協力を得るためにしっかりとした証拠を集める事が必要という点は、誰がストーカーであっても変わりません。
犯人が会社の同僚なのであれば業務に影響が出る、支障をきたしているという理由で処分してもらう事も可能になるでしょう。 もし、証拠集めなどストーカーへの対策についてお困りの事がありましたらシークレットジャパン兵庫神戸本部では無料相談も受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。
コメント