日々の生活の中で私たちは知らず知らずのうちに人から妬みや嫉みなどの負の感情を持たれている事があります。そして時には、自身に原因や心当たりがなくてもそのような感情からいやがらせを受けるケースもあるのです。
今回はそんなケースについて東大に合格したある娘さんへの誹謗中傷、自宅への落書きなど執拗な嫌がらせに苦しんだご家族が探偵に依頼し、犯人を突きとめた体験談をご紹介したいと思います。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
今回ご依頼に来られたのは娘さんへのいやがらせについて悩まれていた40代の女性Mさん。
Mさんの娘さんはある大学付属の高校に通っておられ、その多くはエスカレーター式に上の大学に進むのが常でしたが娘さんは受験に臨み懸命に努力された結果、なんと東大に合格する事が出来たそうです。Mさん家族は幸せムードに包まれていました。しかし、それから暫くしてMさん家族に様々な事が起こり始めたのです。最初はポストに入っていた手紙でした。差出人のない封筒を開けてみると、娘さんが男とすぐ寝る女だとか、先生と関係をもっているなどといった娘さんについてのいかがわしい中傷が書かれていました。 被害はそれだけに留まらず、翌朝には所有している白い車に黒いペンキがかけられていたそうです。さらに被害はエスカレートしていき無言電話も鳴るようになり、危険と不安を感じたMさんは旦那さんと警察に相談に行きました。しかし、被害届は受理してくれたものの見回りを強化するという対応だけで、解決のために特に進展はなかったそうです。
Mさんたちも自身で被害を広げないためにも、電話は非通知のものは受け付けない、玄関と庭の2ヶ所に防犯カメラも取りつける、娘さんと息子さんにも普段から気を付けるように伝えるなど色々な対策を行ったそうです。しかし、その後も留守中に防犯カメラの死角になる北側の家の門の外壁に落書きをされる、学校にも娘さんに対する密告のような手紙が多数来るなど被害はおさまらなかったそうです。
娘さんはこんなひどい事をされるような覚えは全くなく、折角東大に合格し喜んでいたのにそのような出来事が続きふさぎがちになってしまったそうです。
このままではいけない、そう思ったMさんご夫婦は娘さんを守るために犯人を突きとめることにしました。しかし、仕事や日々の生活もあり一日中見張っているわけにもいきませんし、調べている間に犯人が逆上し危険にさらされるかもしれない事も考え、思い切って探偵に犯人を突き止めてもらおうと考え依頼されたのです。
私たちは依頼の元調査を開始。犯人が夜間に防犯カメラをよけて落書きをしている様子やご近所のポストに裏口入学と書かれた誹謗中傷のビラをいれている現場の証拠をおさえました。そして犯行の際にはわざわざ車でやって来て、近くのコインパーキングに止めて犯行に及んでいたため、犯行後尾行を行い身元の判明にも成功したのです。
そして、後日Mさんご夫婦に犯人の写真と素性をお伝えした所、とても驚かれていました。なんと犯人は娘さんと仲良しの同級生の母親だったのです。
娘さんたちが仲良しなだけでなく、その母親とも父母会で会うと必ずお茶を飲んで帰るような関係の人物だったそうです。つい最近もうちの娘は駄目だったけれど、○○ちゃんの東大合格おめでとうと連絡を受けたばかりだったのです。Mさんたちは娘の同級生の母親がやったということであまり事を荒げたくない、かといってこのまま引下がるわけにもいかなかったため証拠を持ってお二人で相手のお宅に伺いました。
母親を問い詰めると、自分の娘は受験に失敗したのに〇〇ちゃんは東大に合格したのがどうしても納得出来ず、悔しいという想いが先に立ってしまいやってしまったと、泣きながら謝罪をされたそうです。相手の旦那さんは何も知らなかったらしく、Mさんご夫婦がもうやめてくださいと制止するほどに激しく母親を叱責しました。受験に失敗した相手方の娘さんはそれだけで落ち込んでいるのに、自分の母親がこん犯行をしていたと知ったらどう思うかと考えたMさんご夫婦は家の外壁等の塗り替えや修理費用、ビラを撒いた近隣住民への謝罪などをしてもらう代わりに警察への被害届を取り下げることにしたそうです。
その後は被害もおさまり、娘さんたちは今も変わらず友情を育んでいるそうです。
日々の中で、知らず知らずの内にうかれて態度に出てしまい恨みを買う事もあるかもしれません。しかしあなた自身がそういった事に気を付け意識しながら行動していても、時には妬みや嫉みが人を豹変させてしまい被害にあってしまう事もあるのです。 いやがらせ等の対処について警察に相談する事も必要でしょう。しかし事件性がなく証拠も不十分は場合、警察は中々時間を割いてはくれません。そんな時はご相談だけでも結構ですのでシークレットジャパン兵庫神戸本部にお気軽にお問い合わせください。
お悩みの方のご相談に、過去の事例や経験等すべて含めて説明し、最善な方法でご対応させていただきます。
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