プライベートが漏れてしまい、常に誰かに聞かれているかもしれないという不安を感じる盗聴被害。家の中に盗聴器があるのではと考えると安心して生活出来ませんよね。
こういった盗聴被害はストーカーなどが行うイメージが強いかもしれませんが、身近な人が犯人というケースも少なくないのです。
今回は在宅中の言動が夫に筒抜けになっていた事をきっかけに盗聴を疑い探偵に調査を依頼したある女性の事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
今回の依頼者Aさんの旦那さんは小さな会社を経営しています。自宅の裏手に事務所を構えているので旦那さんは昼食を自宅でとる事や必要な物を取りに帰ってくる事もありますが、基本的に仕事中は事務所にいるか営業のために外回りなどしているため勤務中のお互いの様子はほとんどわかりません。
そんなある日のこと、Aさんはリビングの整理をしていた時にうっかり花瓶を割ってしまいました。すると、仕事から帰ってきた旦那さんが「今日、皿か何か割らなかった?」と言ったのでAさんは驚きました。ただ、旦那さんもそれ以上は何も追及もしてこなかったので「たまたま帰ってきていたのかな?・・・」と特に気には留めていなかったのですが……。
しかし数週間後、Aさんは旦那さんに不信感を覚え、身の危険を感じるようになっていました。その理由は旦那さんが日中のAさんの言動を異常な程詳しく把握していて、それをもとに責めてくる事が多くなってきたからです。
「見てないならテレビを消せ」、「近所の奥さんと長時間喋っていたけど暇なのか?」と言ってきて、挙句の果てにはAさんが旦那さんの愚痴を娘さんに言った事まで把握されていて「娘に悪口を吹き込むな!」と怒られてしまったのです。いくら事務所が家のすぐ近くにあるといってもここまで詳細に把握している事は明らかに異常です。そのためAさんは「家族である夫が自宅に盗聴器を仕掛けているのでは?」と考えたのです。
そのため一度徹底的に調べるべきだと思い探偵に盗聴器発見の調査を依頼されたのです。
会社の事務所と自宅は100mも離れていないため、一般的な盗聴器の電波でも十分届く範囲です。旦那さんが発言していたように自宅の中のことを詳しく把握しているなら盗聴している可能性は高いと考えられます。
調査開始後、旦那さんが家にも事務所にもいない日を狙い、専門の機械を使って調査したところ、Aさんの予感は的中しました。テーブルの下やタンスの上、クローゼットの中や照明のカバーの内側等々実に様々な場所に盗聴器が設置されていたのです。
そして、盗聴器の数と場所を把握した後は一旦そのままにしておき家の中にカメラを仕掛けました。
そうすると、旦那さんが盗聴器の電池交換を行う様子が撮影されたのです。
犯人は旦那さんである事が確定し、この時点で盗聴器はすべて撤去いたしました。
後日、山のような証拠を突きつけられた旦那さんは、「家の中の様子や色々な事が気になって盗聴器を仕掛けてしまった」と白状したのです。
調査完了後、Aさんは制裁として旦那さんのお小遣いを大幅カットし遠隔監視アプリをスマートフォンにインストールさせたそうです。今後の事はしっかりと話し合いどうしていくか考えを決めていくとのこと。「きちんとした制裁はまだですが、これで監視される側の気持ちも少しはわかってくれれば……」と苦笑いしておられました。
盗聴器といったものはストーカーや仲の悪い人たちだけでなく、家族から仕掛けられることも珍しくありません。ご紹介したケースのような場合は犯人にとっても自宅への設置であるため罪に問いにくく、電池交換や回収も簡単なのです。 たとえ家族であってもプライバシーの侵害には毅然と対応していかなければいけません。そして、こういった盗聴・盗撮の疑いがあると感じているならば解決のためシークレットジャパン兵庫神戸本部にぜひ一度ご相談下さい。
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