昔に比べると交流は少なくなっているかもしれませんが、近隣の方たちとの関係というものは快適な生活を送るうえで大切なものです。
しかし、他人とのコミュニケーションとは一筋縄にいかないもので時に揉め事がおきてしまうのも少なくないでしょう。
そして、そういった問題は放置しているとエスカレートする事はあっても自然に解決する事はほとんどありません。
今回は近隣住民からいやがらせを受けたため、解決の為に証拠確保を探偵へ依頼した事例についてお話したいと思います。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
Aさんは旦那さんと1人の息子さんをもつ女性です。ちょっとした揉め事がきっかけでSさんは1年程前から近所に住む女性Bによるいやがらせの被害にあっています。
直接的に何かをされるという事はなかったのですが、Aさんが不倫をしている、借金を抱えている、旦那さんは安月給ダメサラリーマンだとか息子さんが色々と悪さをしているなどといった根も葉もない作り話をご近所の方たちに対して流されているのです。
ただ、この女性Bは「少し様子がおかしい人」として以前から町内でも評判になっていたためBの話を真に受ける人はほとんどおらず、むしろ下手に否定すると何をしでかすかわからないBに絡まれて大変だと同情してくれる人が多く、近隣の方たちも適当に聞き流してくれていました。
しかし、ご近所さんからの情報によると最近になってBはどうやら自分が相手にされておらず、Aさんに全くダメージを与えられていない事にようやく気づいたようで、郵便受けへのゴミの詰め込みや車のタイヤへのいたずら、針金で家の門扉を括るなど、より陰湿で直接的ないやがらせに切り替えてきたのです。
状況的に間違いなくBが犯人だといえるのですが、現状では犯行現場を押さえた写真や動画といった決定的な証拠がありません。もちろん警察にも相談しましたが現状ではパトロールを増やす程度の対応が精一杯だそうで、タイミングを計っているのか現場を押さえる事は出来ていませんでした。その間にも続くいやがらせにこれまで我慢してきたAさんも許すべきではないと判断し、確実な証拠を押さえるため探偵に調査を依頼する事に決められたのです。
そして、調査を開始してから数日後の夜、私たちがAさん宅周辺で様子を窺っていると明らかに周囲をキョロキョロと見回している怪しい人影が現れました。もちろん、この人物はBで警戒しすぎていて逆に不自然だったぐらいです。
今回はどんないやがらせをするのかと注意深く見張っていると、Bはペットボトルを取り出し中にある液体をAさん宅周辺に撒き始めたのです。いやがらせを終えたBはそのまま駆け足で現場を去っていきました。後ほど確認した所Bが撒いていた液体は犬の小便だとわかりました(Bは犬を飼っていたのでおそらくですが……)。そして、このような悪質ないやがらせはその後も繰り返されたのです。
言い逃れのしようがないほどの証拠が揃い、Aさんはしっかりと警察を動かすことに成功し、Bによるいやがらせは止みました。もっとも反省は全くしていなかったようで、別居していた娘さんが代わりに謝罪と賠償をしてくれたそうです。近いうち家を手放し、娘さんがBを引き取る予定だそうなので、その後は安心してすごせるでしょう。
こういったいやがらせは精神的な負担だけでなく実生活に悪影響が及ぼす事もあります。
それでも我慢し放置し続けると加害者から「効いていない」とみなされて、今回のケースのような悪い噂の流布から始まったものがエスカレートしていき、さらに悪質で直接的ないやがらせに繋がる事もあるので注意しなければなりません。 シークレットジャパン兵庫神戸本部ではこういったいやがらせに対するための調査もしていますのでお困りの事がありましたらぜひご相談下さい。
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