同一人物による執拗なつきまとい行為。理由が何であれ許されることのない卑劣な行為であり、心当たりもなく犯人が誰かもわからない状況というのはとても不安を感じる事でしょう。
今回はそんなつきまとい行為に悩んでいた相談者が、探偵事務所に依頼し、解決に至ったケースについてご紹介します。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
今回の相談者はある眼科の院長である50代の男性Dさん。
Dさんは自宅から徒歩30分程の場所にご自分の病院を開業し、日々患者さんのために働いていました。そんなDさんは職場までは健康のために少し遠回りながら1時間程かけて歩いて出勤されているそうです。ご結婚もされていますが、一緒に眼科医として勤務している奥さんは先に車で出勤しているとの事。そんなある日のこと、いつものように歩いて職場へ向かっていると、なんとなく後をつけられているような気配がしたそうです。
なにげなく後ろを振り向いてみると、さっと人影が電柱に隠れた事に気が付きました。
男の自分がつきまとわれている? しかし心当たりもなく気にしすぎかとも思いましたが念のためその日はいつもより早足で職場へと向かうようにしたそうです。帰りにはつけられている様子もなく、やはり自分の勘違いだったのだろうと安心していまいた。
しかし次の日も深く帽子をかぶった中年女性らしき人物が一定の距離を保って私の後をつけてくるのを見かけ、さすがに気味が悪くなったDさんはその日以来奥さんと一緒に車で通勤することにされたそうです。 そんな事があり車通勤に変えてから一週間後、受付スタッフが気味悪そうに「Dさん。病院の外に中年女性がいてじっとこちらを見ているのですが……」とDさんに告げてきたそうです。外に出てみると、Dさんの後をつけていたのと同一人物らしき女性が慌てて物陰に隠れるのが見えたそうです。
それから3日間ほど、その女性は毎日病院の外でDさんたちの様子を伺っており、一度気の強いスタッフが声をかけようと外に出て追いかけたのですが逃げられてしまいました。 その後も患者さんから女の人から『あの眼科ってどんな眼科ですか。変な噂は聞きませんか』と声をかけられたと伝えられ、自宅近辺でも同じ女性がうろついているのを奥さんが見かけ、さすがに身の危険を感じてきたDさんは探偵に調査を依頼したのです。
何か大きな被害が出ているわけではなく、警察では周辺の見回りを強化するくらいが関の山だろうと思ったこと、そしてDさん自身心当たりはないが知らない内に自分が誰かの恨みを買うような真似をしていしまっていたのかという事が気になり、真実を知りたかったために今回依頼する事に決まられたそうです。対象の女性は頻繁に病院付近に出没していたため、私たちはDさんの依頼の元、張り込み・尾行を開始しました。
調査の結果、つきまといをしていた人物は医院の近所に住む40代の女性という事が判明。そして女性の写真を含めた証拠をDさんご夫婦にお見せすると奥さんが「あっ」と声をあげられました。なんでも犯人は以前にDさんの医院の受付スタッフの面接にやってきた女性だったそうです。本人は強く採用を希望していたのですが、諸々の条件が合わず採用を見送りにした人物でした。
その後、報告書を持ち警察署に相談、あまり事を荒立てない方がと考えDさんは女性に対して警察署に呼び出し厳重注意してもらうに留めたそうです。警察が動いた事もあってか、反省したのかその後は女性からのつきまといはなくなったようです。
予想通りではありましたが、犯人は採用されなかった事を逆恨みして嫌がらせ行為を行っていたそうです。その後、Dさんとお会いする機会があったのですが、「解決してほっとしています。それにしても、気が付かない内にどこでどんな恨みを買うかわからないものですね」と言われておりました。
誰かもわからない人物からの職場や自宅へのつきまとい行為。それは精神的な苦痛を伴うだけでなく、時に営業妨害に繋がり日常生活に支障が出たりしてしまいます。 心当たりがなく誰かもわからない人物からのつきまとい行為に悩まされた時はシークレットジャパン兵庫神戸本部にご相談下さい。あなたの不安の早期解決のために私たちがご協力させていただきます。
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