繰り返されるつきまとい行為による恐怖。その被害者が大切な自分の子どもであれば心配はより大きいものでしょう。
今回は、高校生の娘さんへのつきまとい行為の証拠を押さえたいと探偵に依頼してきた事例についてご紹介します。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
依頼者であるSさんは高校生の娘さんから、最近学校の行き帰りに誰かにつきまとわれているような気がすると相談されたそうです。娘さんが言うには遠目にじっと見つめているようで、視線に気がついて目が合うと不気味にニヤッと微笑むのだそうです。
1週間に2~3回はいるそうで、歳は若く鞄を持っている様子から大学生くらいではないかということでした。娘さんの思い違いや関心があり声をかけようとしているだけかもしれないとも思いつつ、旦那さんもSさんも様子を見て対処しようと思ったそうです。
とりあえずはなるべく人通りの多い場所を歩く、友人と連れだって登下校するなど気をつけるように伝え様子を見る事にしました。ところがある日、たまたま帰りが一人になってしまう事があったそうなのですが、学校から出ようとすると門の近くにその男が立っていたらしいのです。その日はSさんが迎えに行ったそうなのですが、その後も朝に学校の近くで待ち伏せされる事があり、娘さんは恐怖からだんだん学校へ行きたくない、外出したくもないと言い出すようになってしまったそうです。このままではいけない、親として守らなければと思い警察にも相談に行かれたのですが確たる証拠もないので、より早急な解決をするためにも探偵へ相談してみる事にされたそうです。
調査の結果、その男は娘さんの学校から数駅離れた学校に通う高校生だと判明しました。 Sさん宅の最寄り駅から既に待ち伏せをしていて、距離を置きながら電車に乗りこみ娘さんを追っていたのです。ただ調査中も今まで以上の行動をする事はなく、それ以上近づく事はせず一定の距離を保って娘さんをじっと見つめていました。娘さんが学校に到着した後は彼も学校へ向かったのですが、つきまとっていた彼が通う高校は、一応制服などはあるものの私服も許されるような自由な校風で県内でも優秀な進学校でした。
Sさん宅からは電車で小一時間かかるような場所でしたから朝はかなり早起きをして娘さんを待ち伏せしていたのでしょう。
相手の素性もわかり、1度連絡して誠意ある対応がされない場合には学校や警察などに助けを求めようと考え男子生徒の両親に連絡した所、夫婦揃ってすぐに謝罪とお詫びに来てくれたそうです。息子さんの行動に対し心から詫び、もう二度と娘さんに近づかせないように言い聞かせますと言ってくれ、Sさんも彼のご両親の誠意を感じたため今回は学校や警察などにも報告する事をやめました。
話し合いの中で最近遅刻が多いとの連絡があり心配していたのですが、原因がわかったとSさんに感謝もしてくれたそうです。
その後はつきまといも完全に無くなり、娘さんは元気に登校しているようです。
娘さんも親がいつでも力になってくれるのだとより信頼してくれるようになったそうで、今ではちゃんと面と向かって声をかけてくれればよかったのにと冗談まで言えるようになったそうです。
ストーカー行為をする人物というものは知り合いから見知らぬ他人まで実に様々です。
しかし、しっかりとした証拠を集め相手の素性がわかれば相手の家族や友人たち、警察など様々な人たちと連携して対処する事が出来ます。
今回ご紹介した事例のようにまだ肉体的な被害が出ていないような場合でも、不安や恐怖からでは安心した生活を送れないかと思います。 シークレットジャパン兵庫神戸本部では依頼者の皆さんの心に寄り添い問題解決のお手伝いをさせていただきますので、なにか気にかかること等ありましたらぜひご相談ください。
コメント