もし、大切な我が子が突然見ず知らずの異性を「婚約者だから」と連れてきたらあなたはどうしますか? 息子・娘の愛する人だからと結婚を祝福しますか?それとも反対しますか?
ある程度二人の付き合いも長く、子どもの交際相手と会うなどして人となりを知っていれば安心出来るでしょう。
しかし、よく知らない見ず知らずの相手を連れてきて突然結婚などと言われれば不信感が募るのも当然の事だと思います。
今回は娘にある日突然紹介された婚約者を不審に思った両親が、そんな不信感から探偵に調査を依頼したケースについてご紹介致します。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
相談に来られたSさんには30代後半になる娘さんがいますが、未だ浮いた話もありません。真面目で大人しい性格の娘さんで、Sさんも「いい人がいればなぁ…」とは思っていたのですが、いかんせんこればかりは縁のもの。幸い娘さんは看護師として手に職をもっていたので、生涯ひとり身でも十分に暮らしていける基盤はあるでしょうし、今は様々な生き方を選べる時代。親としては結婚して幸せな家庭を築いてほしいという思いもありますが、覚悟もしていたそうです。
しかし、そんなある日娘さんが突然「婚約した」と伝えてきたのでSさんご夫婦は驚きました。なんでもお見合いパーティーで知り合って意気投合したというのです。ただ、話を聞いてみると相手の男性とは出会ってからまだ2ヶ月程のようで、いささか急ぎすぎやしないかと娘さんと話したそうですが、「こういうのはタイミングだから。とにかく会ってほしい」とのこと。そこまで言うならとSさんご夫婦は彼と会うことを承諾しました。
娘さんが連れてきたのは30代前半の男性。娘さんとは正反対の今風の若者といった風貌だったそうです。そんな娘さんの交際相手と会った印象ですが、彼があまり娘さんのことを知ろうとしていない事、およそ結婚を誓い合った仲とは思えないよそよそしさにSさんご夫婦は違和感を覚えていました。
すると、娘さんが言いにくそうにSさんに切り出すのです。「実は、私の貯金では足りなくて、だけど彼の仕事の関係でどうしてもマンションを購入したくて…。つきましてはお父さん、結婚の前祝いとしてマンションの頭金を援助してください」・・・ここまでくると、不信感は募るばかりです。とりあえずその場は彼に帰ってもらい、娘さんとゆっくり話し合うことにしたのですが、Sさんたちが結婚を快諾しなかったことに怒った娘さんはまともに話し合おうとしません。
「彼に、『頭金援助してもらえなければ、結婚できない』と言われた」と涙ながらに訴えるのです。どうしたらいいものかと途方に暮れたSさんでしたが、そんな時以前テレビで放送していた探偵に素行調査を依頼する番組の事を思い出し、今回奥さんと探偵事務所に相談に行くことに決めたのです。
相談後、調査を依頼する事に決めたSさんご夫婦。
調査の結果、娘さんの婚約者の化けの皮がはがれる事態となりました。彼は定職には就いておらず、昼間はパチンコや競艇などギャンブル三昧、夜はスナックやクラブで飲み歩いていたのです。さらに呆れた事に同棲中の女性もいる事も発覚しました。
調査報告書を受け取ったSさんはすぐに娘さんと婚約者に調査結果を提示。婚約者に 「警察に突き出されないだけありがたいと思え!」と伝えると、尻尾を巻いて逃げ、その後一切連絡が来ることはありませんでした。騙されていた事がわかった娘さんは悲しんでおられましたが、Sさんたちに感謝しており今は日々の生活の中で心の傷を少しずつ癒しているようです。
結婚というものは人生を左右する一大事です。幸せになるためにも、やはり両手をあげて歓迎できるような人物と一生を添い遂げてほしいと思うのが親心でしょう。 安心して我が子を送りだすためにも息子さん・娘さんの婚約者が何かおかしい…と少しでも思った時はシークレットジャパン兵庫神戸本部にぜひご相談下さい。
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