近年、増えている盗聴被害。
誰かに家の中を盗聴されているという事は多くの方に恐怖を与えるでしょう。
そんな行為に加えて盗聴した内容が流布される、脅迫に使われるといった事があれば被害はさらに拡大していきます。
今回は自宅の会話を盗聴され、さらにその内容を配布されるという事件が起こったため、探偵に調査を依頼した事例についてご紹介いたします。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
依頼者のMさんの周辺では最近異常な出来事が起きていました。Mさん一家の家庭内での会話とされる内容が書かれた文書がご近所に配布されるようになったのです。
それはご自宅の郵便受けにも入っており、内容を確認したところ家庭内での会話で間違いなかったそうです。
会話の内容そのものはデリケートなものや重要な話ではありませんでしたが犯人の狙いもわからず、なにより盗聴されているという事実が気持ち悪くて仕方がありません。
この出来事を知った奥さんや娘さんは特に怖がっており早急に対処しなければなりません。そのためにMさんは探偵に盗聴器発見調査を依頼する事に決めたのです。
今回の依頼では2つの対処法がありました。1つ目は自宅の調査を行い、盗聴器を探し出した上ですぐに撤去する方法。もう2つ目の方法は犯人が盗聴した内容を配布している様子の撮影と尾行による身元の特定を行った後に盗聴器を撤去する方法です。文書を配布している以上、犯人がMさんの自宅を含めた周辺へやって来ているわけですから証拠の撮影や犯人の素性の特定は比較的行いやすいでしょう。
1つ目の方法はすぐに発見出来るため盗聴されている恐怖からは解放されるでしょうが、犯人が誰か分からない不安を覚えながら過ごさなければならないでしょうし、再発の可能性もあります。2つ目の方法はしばらく盗聴を放置しなければならないですが、犯人を特定する事に確実な証拠を押さえる事で警察の協力の仰ぎやすくなり、より確実な解決が出来るでしょう。もし、慰謝料請求などをする場合にも犯人の特定は必須条件です。
Mさんは「わかってさえいれば会話の内容や家での行動には気を付ける事が出来るし、しばらくの間であれば盗聴は我慢できる」としてご家族の皆さんも同意の元、後者の方法を選択され徹底的な調査を行う事になりました。
盗聴器の場所の特定を開始した所、予想通り自宅の様々な場所に盗聴器が設置されてしました。盗聴器の数と場所を把握した私たちは一旦これを放置して犯人特定のための調査に移りました。
そしてある日の深夜Mさんの自宅近くで張り込んでいた所、Mさん宅を含めた周辺の家の郵便受けに何かを入れて回る人物が出現したのです。犯行を終えたこの人物を尾行した結果、200メートル程離れた所に住む男性だと判明しました。投函している場面や犯人の自宅等の証拠もしっかりと手に入れる事が出来たので、この後盗聴器は速やかに撤去しました。
その後、Mさんに犯人の顔や素性をお伝えしたのですが犯人はせいぜい顔見知り程度の人物で、恨まれるような心当たりもなく、なぜこんな事をしていたかの動機はわからないそうです。今後、集めた証拠を元に警察に被害届を出して詳しく調べてもらう事になるでしょう。そして盗聴器を自宅に設置された以上は家の中に侵入されているという事ですので、鍵の交換等々の防犯性強化をする事をオススメし今回の調査は終了しました。
現代では盗聴器の種類や方法も多様化しています。日々の出来事の中で異常や違和感がある、家の中での会話が漏れているといったような事が発覚したなら盗聴を疑ってすぐに対処することが重要です。放置すればプライバシーの侵害だけでなく行動パターンを把握される、ストーカーされるなどさらなる被害に発展する可能性もあるのです。 無料相談も受け付けていますので、不安な事がございましたらシークレットジャパン兵庫神戸本部に一度ぜひお問い合わせください。
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