安全なはずの我が家に見知らぬ人物が侵入していたとなれば、その恐怖はとても大きいものでしょう。
こういった時には早急に犯人を突き止め解決することが重要です。
今回は、自宅の敷地内へ勝手にはいる人物がいることがわかったため、探偵に調査を依頼した事例についてお話します。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
今回の依頼者Sさんは庭付きの一戸建てに住んでいるのですが、最近困っていることがあるそうです。どうやら、夜中に家の敷地内に無断で侵入する不審者がいるようなのです。
ただ、Sさんは原因にひとつ心当たりがあるようです。なんでもSさんの家の南側から北側の道に行くためには、結構な回り道をしなければならないようで家の敷地内を抜けた方がかなりの近道になるようなのです。家と塀の間に細い通路があることも不法侵入を助長しているのかもしれません。ただ、だからといって他人の敷地に不法侵入することは許されることではありません。
もちろんSさんも「不法侵入禁止」「防犯カメラ作動中」といった張り紙をするなど対策はしているのですが、実際には防犯カメラがないことをわかっているようで効果はありませんでした。そこで通路の前に物を置き通行を妨害してみることも試したのですが、そちらも効果はなく、犯人は相変わらず「無断通行」をしているようなのです。
それにしても、犯人はなぜ通路が無理そんな状態になっても抜けようとするのか?
Sさんが考えるには多分、妨害されるので意固地になっているんじゃないかとのこと。
こうなってはもう近道ではなく、嫌がらせが目的になっているのかもしれません。
もしそうなら、今後さらなる嫌がらせに発展する可能性もあります。そこで、Sさんはいやがらせの証拠を確実に入手し、犯人の正体を特定すべく、探偵に調査を依頼することにしました。
ご依頼を受けた私たちは、まずSさんのご自宅の敷地内に目立たないよう防犯カメラを設置、犯人が通路を通れば確実に顔を撮影できる位置です。それに加えて、夜間の張り込み調査も行いました。
すると調査の開始から3日後、犯人が出現。犯人は軽々と塀を乗り越え、音もなく着地、通路を素早く抜け北側の道に出たのです。そして、犯人をそのまま尾行して調べた結果、同じ市内に住む大学生だと判明しました。別の日も通り抜けしていることも確認でき、行動パターンを調べたところ、どうやらアルバイトの帰りに抜けていくことが多いようです。そこまで危険そうではない犯人だということも判明し、ひとまずは安心されたようです。ただ、もちろんこのままで済ますわけにはいきません。
この証拠をもとに、Sさんは犯人とその両親に対して抗議。当然、犯人は両親に連れられてSさんの元を訪れ、深く反省し、謝罪するとともに二度としないことを誓ったそうです。二度としないと誓約書を書いてもらった後は犯人が学生ということもあり、警察沙汰にはせず、示談で解決することにされたそうです。
別に何かを壊したわけでもないし、ケガをさせたわけでもない、ちょっと通させてもらうだけじゃないかとご紹介した事例の大学生は考えていたのかもしれませんね。軽い気持ちでいたずらや嫌がらせ行為をやってしまうことはしばしばあります。
しかし、たとえ身体的な被害や金銭的な被害が出ていないのだとしても、他人に迷惑をかけ不安を与える行為は許されるものではありません。 このような被害は中途半端な対策では止められないことも多いため、早い段階でしっかりとした対策をとることが何より大切です。無料相談も受け付けていますので小さいお悩みからでも、まずはシークレットジャパン兵庫神戸本部に一度お気軽にご相談ください
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