あまり実感はないかもしれませんが、盗聴被害は意外と身近にあるものです。
普段から小さなことからでも、しっかりと防犯意識をもつことが大切です。
今回は、自宅の鍵を紛失したある女性が不安になり、数ヶ月後に盗聴器発見調査を行ったところ、盗聴器が発見された事例をご紹介したいと思います。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
今回依頼されたAさんは数カ月前の外出中、自宅の鍵を紛失してしまいました。
その時は一応、警察にも届出をしてし、心当たりのある場所も探してみたそうです。
しかし、残念ながら発見は出来ませんでした。
このような時には、悪意のある人物に鍵を拾われる、もしくは初めから鍵を盗まれた可能性があるため、本来であればすぐに鍵を交換すべきです。
Aさんもそのことは理解していましたが、Aさんは家族に鍵を開けてもらえることが出来、自宅に合鍵もあったため、「とりあえず出入りには困らないし」としばらく鍵の交換を放置していたそうなのです。ご家族も費用を理由に、そこまで慌てて交換する必要はないと判断しました。
結局、交換したのはそれから1ヶ月程経った後だったそうです。その間は特に空き巣などの被害も発生せず、Aさんも鍵を紛失したこと自体を忘れかけていたそうです。
Aさんが不安に思い始めたきっかけは、鍵の交換の時でした。依頼した業者の方に紛失してから1ヶ月以上経過していることを伝えたところ驚かれたそうです。業者の方から「特に盗まれたものがなくても、盗聴器を設置されるとか、色々な被害にあう可能性もありますし注意した方がいいですよ」と忠告を受けたのです。
当初は家族も含め盗聴器なんて大げさすぎると笑い飛ばしていたそうなのですが、時間が経つにつれ、Aさんはだんだんと不安になっていきました。盗聴器のことがずっと頭の片隅に引っかかり、周囲からプライベートに関する話題を振られるたびに「もしかして・・・」と思うようになってしまったのです。
今のところ、被害は発生していないものの、このままでは安心して生活出来ません。
そのためAさんは、探偵に盗聴器発見調査を依頼することにされたのです。
結論から言ってしまうと、Aさんのご自宅からは盗聴器が発見されました。リビング、廊下、浴室横の洗面所、Aさんの私室と、なんと4ヶ所に盗聴器が設置されていたのです。発見されたものはコンセントの裏側に設置するタイプで目立たず、しかも電気を使い半永久的に動くという厄介な物でした。出てきた盗聴器を見たAさんは、愕然としておられました。
鍵を拾った、もしくは鍵を盗んだ何者かがAさんの自宅に侵入し、盗聴器を仕掛けた可能性がある一方で、それ以前から設置されていた可能性も十分あり、残念ながら盗聴器が仕掛けられた時期や鍵の紛失騒動との因果関係はわかりませんでした。
しかしAさんとしては、やはり紛失との関係を疑わざるをえず、「さっさと鍵を交換しておけばよかった……」と事態を楽観的に捉えていたことを大変後悔していらっしゃいました。ひとまず盗聴器は撤去されましたが、当面は身の安全に気を配る必要があるでしょう。
何者かが自宅に侵入した場合、多くの方はまず盗難を疑いますが、盗聴器の設置も警戒する必要があります。今回の事例のように鍵を紛失した場合も、何者かが侵入して盗聴器を仕掛けている可能性を疑わなければなりません。 もし今回の事例のように自宅の鍵を紛失した時には、防犯のためにもすぐに交換することが大切です。被害に会う可能性も増加しますし、不安な日々をすごさなければならなくなります。そして、もし盗聴が疑われる場合は早急に盗聴器発見調査を依頼するのがおすすめです。お困りの際は、シークレットジャパン兵庫神戸本部にぜひ気軽にご相談ください。
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