元気のない息子…~様子がおかしいといじめ調査を依頼した母~

いじめ調査

なくならないいじめ問題。身体的・精神的暴力や無視などいじめには様々な形があります。

そんないじめについて、今回は新しい生活環境の中で学校に馴染めなかった息子さんを心配し、親御さんがお子さんのいじめ調査を依頼した事例についてお話しします。

※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。

今回の依頼者Aさんは16歳の息子を持つ母親です。Aさん家族は今まで10年間程、イギリスで暮らしていたのですが旦那さんの仕事の都合で日本に帰ってきました。この10年間ですっかりイギリスの暮らしに馴染んでいたので、久々の日本での暮らしに最近になってようやく慣れてきた所です。

そんなAさんの息子さんは向こうでの生活が長かった事もあり、日本語より英語の方が得意で読めない漢字も多かったので、はじめはアメリカンスクールに通わせようと思っていたそうです。しかし、自宅からスクールまでは自力で通学出来る距離ではなかったため地元の高校に通わせる事になったそうです。

はじめは学校での生活を聞くと「みんな親切だし、楽しいよ」と明るく元気に話してくれ日本での暮らしに対して前向きな態度を示していました。ここ2ヶ月くらい前から様子がおかしくなっていたそうです。段々と暗い表情になり、以前のような元気で前向きな姿が見られなくなりました。

「学校で何か嫌なことでもあったの?」とAさんが聞いても「別に、何もないよ」とそっけなく言われるだけです。土日は楽しそうにしているのに月曜の朝は本当に表情が暗くて辛そうな顔をしているので、学校でいじめにでもあっているのではないかと心配になりました。しかし、息子さんは話してくれず、心配ばかりしていてどうする事もできないのでいじめの調査で探偵に依頼する事にしたのです。

調査を開始した結果はほぼ予想通りのもので、まず漢字が読めなくて授業について行けていない事やはっきりと意見を言う性格が災いして友達をうまく作れずクラスで浮いた存在になっている事が判明しました。また、息子さんは中学時代にテニスクラブに入っていたので高校の部活でもテニスを続けると話していたのですが、その部活でも練習中に仲間外れにされ、ボール拾いと素振りばかりでコートにすら立たせてくれなかったのです。

物を隠される、お金を脅し取られるといったより悪質ないじめはありませんでしたが、教師から見ていじめかどうかわからないやり方のような陰湿ないじめを受けていたのです。おそらく空気を読んだり、ぼかした表現で話したりする日本の文化に息子さんは戸惑い馴染めていなかったのでしょう。調査報告書を受け取ったAさんご夫婦は話し合い、日本独特の文化はともかくとしても、イギリスにいた時に日本語教育をしっかりしてこなかった事など反省し、自宅に家庭教師を雇い国語と漢字を教えてもらう事したそうです。

ただ、部活については高校1年のうちはボール拾いと素振りが多いとの事もあり、より状況が悪化しそう、2年生3年生になった際にまだ今の状態が続いているといった場合に対処していこうと考えておられるとの事です。

Aさんご家族も日本での生活に慣れるまでは最大限のサポートをしていき、息子さんにもこれから何年も続く日本での生活に頑張って慣れてもらうよう伝え、家族一丸となってより良い生活の為に頑張っていかれるそうです。

お子さんの様子がおかしい、元気がない。もしかしたら、いじめにあっているかもしれない。そんな不安を抱えている時は解決するために探偵事務所に相談するのも一つの手です。 探偵といえばパートナーの対する浮気調査や素性を調べる素行・身元調査をするイメージが多いかもしれませんが、こういった未成年のいじめに関する調査も行っています。シークレットジャパン兵庫神戸本部では無料相談も受け付けていますので、お悩み事がありましたら一度ぜひお問い合わせください。

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