パートナーの不倫の疑いは様々な場面で生まれるでしょう。そして、そのきっかけの中には時に残酷な事例もあります。
今回はDNA鑑定によって娘が自分の子どもではないと判明したため、夫が妻の不倫調査を行った事例をご紹介いたします。
※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。
今回の依頼者Fさんはとてもつらい現実に直面していました。
それは生後半年の娘さんがFさんの子どもではない事が判明してしまったのです。
Fさんの奥さんは妊娠が判明するしばらく前から不審な動きがあり、あまり考えたくはありありませんでしたが不倫をしているのではと疑っていました。
しかし決定的な証拠があるわけでもなく、どうすればと迷ったまま結局何も言い出せないまま時が流れ、奥さんの妊娠がわかったのです。
妊娠後も「もしかしたら自分の子どもではないのでは?」という不安は常にあったそうですが、その後奥さんは娘さんを出産されました。ただ、生まれてきた娘さんはとても可愛らしく世話をしているうちに愛情が湧いてきたため、Fさんも一度は奥さんを信じようとされたそうです。
しかしながら、やはり疑念を払拭する事が出来ず、ある日Fさんは奥さんに内緒でDNA鑑定を依頼しました。その結果、とても残念な事に娘さんはほぼ100%の確率でFさんの子どもではないと判明したのです。
絶望的な現実を突き付けられたFさんですが、その後何とか動こうと考え嫡出否認の訴えを起こして親子関係を否定して奥さんとは離婚しようと決められました。
親子関係自体は検査結果を見せれば、父親がFさんではない事を奥さんも認めるでしょう。しかし、これだけでは万が一言い逃れを許す可能性もありました。
極端な例ではありますが見知らぬ男性に襲われ妊娠したものの、パートナーに言い出せずお腹の子が可哀そうでそのまま出産したというような筋書きを捏造し主張する場合もあるのです。その際に親族や友人も「離婚するのは気の毒だ……」と奥さんに同調してなし崩し的にその存在を受け入れなければならなくなるかもしれません。
そのようにならないためにFさんは不倫調査をする事にされたのでした。娘さんが不倫相手の子どもであればその相手との関係は今でも続いている可能性があります。
そうであれば、まず相手を特定することで言い逃れを封じようと考えたられたのです。
しかし現在、娘さんは生後6か月。嫡出否認の訴えには期限があり、それは子どもの出生を知ってから1年以内なのです。そのため急いで訴えを起こす必要があったのです。
調査の結果、やはり奥さんはいまだに不倫をしている事が判明しました。その様子はとても親しいものであったので、交際期間は長いものと思われます。娘さんが生まれる前から不倫をしていた相手である可能性が高いでしょう。
奥さんは不倫の証拠を見せられるとブルブルと震え出し不倫を認められ、DNA鑑定の結果も見せると顔から血の気が引いていたそうです。
実際の所は奥さんも父親が不倫相手かもしれないと思っていたそうなのですが、真偽を確かめる事が怖くてそのまま出産してしまったのでした。調査で判明した人物以外に関係を持った相手はいないそうなので娘さんの父親は不倫相手とみてほぼ間違いないでしょう。
今後はFさんが離婚と嫡出否認の訴えを起こす事や不倫相手への慰謝料請求をする意思を伝えると奥さんは黙って頷いたそうです。とてもショックな出来事ではありましたが速やかに手続きを済ませ、Fさんがはやく心の傷を癒し再出発出来る事を祈っております。
ご紹介した事例のように子どもの父親が自分ではないと判明した時はショックを受けると共にとても難しい判断を迫られる事でしょう。出生を知ってから1年以上が経過してしまうと法律上の親子関係を否定する事は出来なくなってしまうので早急に動く必要があります。
Fさんのように証拠としてDNA鑑定を行うのはもちろんですが、父親が誰かをきちんと特定するためにパートナーの不倫調査を実施する事は有効な手段の一つです。 一人で抱え込むには重い悩みですので、解決するためにもご協力が必要であればシークレットジャパン兵庫神戸本部にご相談下さい。
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