許せない逆恨み~繰り返されるいやがらせの犯人は?~

犯罪関係

いやがらせは時に些細な事がきっかけで始まりますが、その多くは逆恨み等によるものです。

今回は、依頼者と取引をしていたある会社の社員が失敗をきっかけ逆恨みしていたがらせを行っていた事例についてご紹介したいと思います。

※こちらの記事は実際の事例に基づいて構成しておりますが、プライバシー保護・個人情報保護のため脚色を加えております。

依頼者のOさんは内科のクリニックを経営している医師です。いわゆる町のお医者さんとして地域に貢献してきのですが、最近ある周囲で異変が発生していました。

もとから防犯カメラを設置していた事もあってその様子は撮影出来ていたのですが壁に落書きをされる、汚物を撒かれる等のいやがらせを受けていました。

しかし、映っている犯人は顔を隠していて特定するまでには至りません。もちろん、警察にも被害届は出したのですが、あまり進展は見込めない状態なのです。

被害があった際、対応する費用や手間がかかってしまう事はもちろん、クリニックという事もあり衛生面に影響が出る事は特に困ってしまいます。

そういった懸念もあって色々と対策はしていたのですが、中々効果を得る事は出来ていませんでした。そしていやがらせが始まってから数ヶ月が経ったのですが、クリニックに来る患者さんが減少して売上が低下するという事態が起きてしまいました。

変な噂も広がっているようで、今まで新規で訪れていた方たちの数が減少しているのでしょう。長年の利用してくれている患者さんからも「大丈夫ですか?」と心配される始末です。

実害が出ている事はもちろん、このままいやがらせを放置しているとどんどんエスカレートしていき、より直接的な危害に変わる恐れもあります。そのため今回Oさんは確実な解決のために犯人の素性を含めた特定を探偵に依頼したのです。

当初Oさんは犯人について「過去の患者ではないか?」と考えておられました。

長年町で医師をやっている事もあり、所謂モンスターペイシェントに遭遇する機会も少なくなかったのです、ただ時には身の危険を感じるようなトラブルに巻き込まれた事もありました。

そういったお話も伺いながら比較的被害が多い時間帯を狙い張り込みを行っていた所、犯人が現れ特定にも成功したのですが、犯人はOさんが予想していた患者ではありませんでした。

調査により判明した犯人の正体はOさんのクリニックと取引をしている医薬品卸売業者の営業マンだったのです。

彼は以前Oさんのクリニックの営業担当だった人物でしたが取引をめぐって極めて失礼で実害の出るトラブルを引き起こしたため、その行動についてOさんが会社に抗議したのです。後日、その会社の上司が謝罪に訪れてクリニックの担当も交代となったそうで、彼自身もクビは免れたものの社内で処分されたそうなのです。

おそらくこの件で彼はOさんを逆恨みしていやがらせを行っていたのでしょう。

自身の行いを反省するどころか逆恨みするなど許せない事ですし、取引先の会社についてもまだ雇用している以上は個人の問題ではなく、会社としての責任も問わなければなりません。今回の被害をみて、今後はその会社との関係を切る事も視野に入れて対応されていくそうです。

今回の事例はいやがらせに対する調査の有効性だけでなく、会社にとっての社員に対する素行調査の重要性も示しています。自身が原因で起こしてしまった失敗で逆恨みして、取引先に被害をもたらすような人間性に問題のある従業員がいてはトラブルに発展し会社の不利益になってしまう可能性が高いのです。

いやがらせを受けているなら調査によって確実に犯人を特定するための調査を、危うい行動をしそうな人物がいる場合には相手方に迷惑をかけ会社に不利益となる事を防ぐために素行調査を行う事が必要です。 シークレットジャパン兵庫神戸本部ではもちろんこういった犯人特定のための調査、怪しい人物に対する素行調査も行っていますのでお困りの事がありましたらぜひご相談下さい。

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